








【宮崎県/宮崎茶房】若者たちが有機茶畑に集い伝統をつなぐ、黄金色の釜炒り茶
薫り高く、澄んだ黄金色の
伝統的な有機釜炒り茶
九州のほぼ中央、宮崎県の北西部に位置する五ヶ瀬町。全般的に地形は急峻で、町の総面積の約88%を森林が占めている。平均標高は620メートル、年間平均気温13度と冷涼な地域で、夏と冬の寒暖差が極めて大きい。温暖な宮崎県では特異な気象条件下にある。
この地域では昔から山野に藪茶・山茶と呼ばれる茶の木が自生し、鉄釜を用いて伝統的な釜炒り茶に加工されてきた。茶には、緑茶、烏龍茶、紅茶とあるが、茶葉の発酵による違いで、同じ茶葉から作られる。緑茶には「蒸す、釜で炒る」というふたつの製法があり、現在、そのほとんどは蒸す煎茶で、釜炒り茶は希少だ。澄んだ黄金色で、渋味や苦味が出にくく、薫り高いのが釜炒り茶の特徴である。
昭和58年から農薬を一切使用せず、有機肥料のみを施して有機釜炒り茶を作り続け、平成13年に有機JAS認証を取得した宮﨑茶房。「飲んだら元気になるようなお茶づくり」を目標にした安心なお茶づくりが評価され、平成14年に農林水産祭にて天皇杯を授与された。

(左列前から)干川さん、横山さん、八木さん、(中央列)宮﨑さん、青木さん、熊谷さん、津隈さん、(右列)岡崎さん、永野さん、宮﨑さんの妻・恵美子さん
宮崎茶房のお茶の特徴
◉ 日本では珍しい釜炒り茶
◉ 若い感性が生み出す有機JASのお茶
◉ 標高の高い圃場の特徴を活かした茶葉
◉ 昔ながらの製法を後世に伝える活動を行う
【商品(有機JAS認証)】
◉ 天皇杯受賞・農林水産大臣賞受賞 有機釜炒り茶(特選)
◉ 天皇杯受賞・農林水産大臣賞受賞 有機釜炒り茶(上級)
◉ みやざき有機烏龍茶(台湾風)(有機烏龍茶・白)
◉ みやざき有機紅茶(有機紅茶・リーフ)
◉ 有機三年番茶(限定品)
お茶を通じて地域を活性化し、みんなで幸せに
【宮﨑茶房 宮﨑 亮さん】

豊かな香気が魅力の日常のお茶
煎茶は蒸しますが、釜炒り茶は釜で炒って作ります。焼き芋と、ふかした芋の違いですね。五ヶ瀬は昼夜の寒暖差が大きく、寒いので、平地に比べて葉が薄く、うま味成分は少ない。その分、すっきりして香りが良いのが特徴です。大きいやかんにお茶っ葉を入れて、ポットでお湯を入れると香りが立ち、そのまま入れっぱなしの日常のお茶で、ご飯に合う。水出しが早く、常温なら30分から1時間で、色が薄くても味はしっかり出てきます。
深い緑色の煎茶に対し、釜炒り茶は黄金色です。僕たちは煎茶のようにお茶の木に覆いを被せず、太陽に当てます。深い緑の葉にはならないけれど、渋味も香りもしっかりあって飲みやすい。有機無農薬で安全安心なのが一番ですし、栄養成分分析によると、在来種や昔の品種などは特に、カテキンやビタミンCなど、体にいい成分が豊富です。
固定観念に縛られず、紅茶や烏龍茶など、いろいろな品種や製法でお茶を作ることをコンセプトにしています。「在来種や昔の品種は緑茶に向かないから早く植え替えなさい」と県の指導があったのですが、緑茶にするには渋い品種は紅茶にすると、しっかりした味わいになります。研究しながら品種の個性を伸ばしてやるのが大事です。
失敗のなかに成功のヒントがあるので、試しながら楽しくやるうちに面白い人や情報が集まってミックスされ、多彩なお茶へとつながっています。

| 農薬 | 無農薬 |
| 肥料 | 無化学肥料 |
| 認証 | 有機JAS認証 |
| 販売 | 通年 |
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