2018年度 Good Design Award 受賞
生産者の声を届けるファームレター
ファームレターは持続可能な農業や地域を考えて活動を行う生産者や事業者を訪ね、その生の声をお届けしています。
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ファームモチツモタレツ Farm Letter vol.55
北海道長沼町で養鶏を営む「ファーム モチツモタレツ」の高井一輝さんは鶏が自由に過ごせるよう鶏舎内で放し飼いにし、妻の真実さんとともに大切に育てている。通常は多数必要なワクチンや抗生物質なども使用しない。ケージフリーの卵しか取り扱わないと表明する大手企業が増え、ケージ飼育廃止の世界的な潮流が日本にも浸透すれば、いまだ少数派の平飼いが増えていくだろう。日本の養鶏業は大きな転換点を迎えている。
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3代目・前田修志さんはフレンチの天才シェフとの出会いをきっかけに、2011年から自家栽培の野菜を取り入れた加工品作りを開始した。 農園の敷地内に加工所を設け、化学調味料、保存料、着色料をいっさい使用せず、野菜のカットからラベル貼り・発送まで、全行程を妻の純子さんやスタッフとともに手作業で行う。徹底したこだわりやおいしさが注目され、テレビや雑誌などのメディアで数多く取り上げられ、贈答用としても...
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吉村義彦さんは安心安全な食べ物を作りたいという願いから有機農業を始め、全圃場4ヘクタールでコシヒカリ、あきさかり、ミルキークイーンなど、有機JASの米栽培を実現。「日本一おいしいお米を全国の皆様にお届けします」と宣誓した掲示板を田んぼの前に掲げ、「全米史上最高ブランド」のいちほまれを、収穫に向けて大切に育んでいる。
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神奈川県小田原市で300年続く農家の15代目、石綿敏久さんは有機農業を始めて約40年。キウイフルーツを日本で最初に無施肥で作ったことで知られ、キウイフルーツを筆頭に、レモンライムなどを農薬、肥料、除草剤すら使わず、草生栽培で育てている。「小田原有機の里づくり協議会」代表として、安心安全な農産物を作る仲間を増やそうと、普及啓発に邁進している。
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「自分たちが作った牛乳を直接消費者に届けたい」という思いから、山梨県清里高原の地元酪農家26戸が出資し、2002年に「清里ミルクプラント」を立ち上げた。山梨県唯一の生乳処理施設を持つ乳業メーカーとして、安心安全で新鮮な牛乳や乳製品を環境に配慮して製造販売し、清里エリアの発展と地域産業の持続化を推進している。
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創業以来100年、山形県山形市で里芋を取り扱ってきたさとう農園4代目の佐藤卓弥さんは、農薬・化学肥料・除草剤を一切使わず、大切に自社栽培された貴重な里芋で、地域を支え、元気づけている。毎年山形市で開かれている「日本一の芋煮会フェスティバル」で使用する里芋を栽培、洗い加工して提供し、実行委員長として大会の運営を務めた実績を持つ。
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栽培からスタートした櫛野農園はゆずの加工も手がけ、2004年に大分県エコファーマー認定を受けた。料理人として修行を積んでいた息子の光正さんが2代目社長に就任し、お客様ニーズに応える商品を自社工場で多数開発、宇佐市の食材を使って定期的に提供される学校の「ふるさと給食」にも櫛野農園の「ゆずティー」や「ゆず蜜」が採用されている。
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ドリームファーマーズJAPAN Farm Letter vol.50
自ら果物を栽培し、添加物や甘味料をいっさい使わずに、素材のおいしさを凝縮したドライフルーツに加工、販売まで行うドリームファーマーズJAPAN。共同代表の宮田宗武さんと安部元昭さんは宇佐市のブドウ農家だ。ブドウ狩りをはじめとする体験やカフェの運営、イベントの実施、安心院発祥の農泊などに積極的に取り組み、新事業の「古民家ベース・龍王」がスタートした。
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青森県では、夏も涼しい気象条件を逆手に取り、平成20年度に全国に先駆けてプロジェクトチームを設置し、夏いちごの産地化に向けた取り組みを始めたという。夏いちごのなかでは甘く、酸味とのバランスがよい、生食に適した「すずあかね」を青森市で栽培しているのが、月見野の有機JAS取得農家、清水ファームの清水一也さんだ。
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化学肥料・農薬不使用の有機栽培のいちごの生産者は日本にわずか10名ほどしかいないといわれている。そのうちの1人が、京都府八幡市初の有機JAS取得農家、かみむら農園の上村慎二さんだ。板前や自動車営業など、さまざまな職種を経験した後、2010年に就農。2017年からは有機いちごの栽培を開始した。
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「亀の尾」という米の品種をご存じだろうか。コシヒカリのルーツとされる良食味が特徴で、ササニシキ、あきたこまち、ひとめぼれ、はえぬきなど、大半の米の先祖にあたる。現在ではわずかに栽培される程度で、ほとんど市場に出回っていない。もともと栽培が難しい「亀の尾」を無農薬で肥料すら与えず、手塩にかけて育て上げる。
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黒潮の流れる相模湾に面し、急こう配の日当たりのよい高台にある山下農園で、山下一美さんは農薬や化学肥料を使わない自然農法で60年近く柑橘を栽培し続けている。平成13年には全圃場で有機JAS認証を取得した。今日も妻の富美子さんと、昔ながらの自然な味わいが楽しめる健康なみかんやフレッシュなレモンを育てている。
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四代目の松本喜一さんは、息子・礼美さんの就農を機に「オレンジヒルズ」と株式会社化した。化学肥料不使用、減農薬の不知火「デコ」はリピート率90%の人気。無農薬栽培のレモンは3年後の有機JAS認証取得を目指す。オリーブの栽培にも着手し、加工や販売、体験農園にも挑戦する予定だ。
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道都札幌から車で約1時間の近郊に位置しながら、十勝地方につぐ大規模畑作が営まれている千歳市で、はるか農園は有機JASで野菜を栽培、その作物を鶏の飼料にして、農業と養鶏をリンクさせ、昔ながらの「循環型農業」を実践しながら技術に磨きをかけている。
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父の代から30年以上、防腐剤やワックスはもちろん、農薬や化学肥料、除草剤を使用せずに健康なレモンやみかんの栽培を続けている能勢賢太郎さんは、瀬戸田町で1%もいない有機栽培農家だ。島の約半分が急傾斜のため、作物によく日が当たる地で、見た目よりも皮ごと食べられる安全性と味にこだわり、柑橘作りに励んでいる。
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フルーツの森 森谷果樹園 Farm Letter Vol.40
フルーツの森 森谷果樹園の森谷光夫さんは、平成10年から化学肥料を使わず、農薬を最小限に抑えて、桃やさくらんぼ、ラ・フランス、りんごを特別栽培で育てている。自然科学と木の持つ特性を生かし、天然微生物資材で栽培している健康な桃は酸化や劣化がしにくく、アントシアニンやペクチンなどの栄養成分が豊富。歯に繊維も残りにくく、皮ごと食べられる。
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過疎化が進む高知県大豊町に北海道から移り住んだ酒井夫妻は、昼夜の寒暖差が大きい山村で、山頂付近の清涼な湧き水、冷たく澄んだ新鮮な空気、地元の山草・竹・稲わら・もみ殻などを利用した土づくりにこだわり、しょうがを有機JASで栽培している。2012年のラッキー農園開業時から化学肥料・農薬を一切使用せず、除草や虫取りを手作業で行い、作物を慈しんでいる。
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伊豆七島の最南端に位置し、年間平均気温約18度と温暖な気候の八丈島で、大沢竜児さんがしいたけ作りに取り組んだきっかけは、趣味のクワガタ飼育だったという。しいたけ菌の研究と菌床探しに4年の歳月を費やし、こだわりの国産の菌床と八丈島の自然の恵みを利用した、おいしいしいたけ栽培が始まった。
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